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ここでは、外壁塗装に用いられる低VOC塗料の特徴、メリット・デメリットなどを解説しています。
VOC(揮発性有機化合物)の含有量が少ない塗料を指します。ここでいうVOC(Volatile Organic Compounds)は、揮発性有機化合物のことです。具体的には、トルエン、キシレン、メチルエチルケトンなど、大気中で気体になる有機化合物を指します。
これらの物質は、大気中に揮発すると光化学オキシダント、SPM(浮遊粒子状物質)、PM2.5(微小粒子状物質)を生成する要因となります。つまり大気汚染や健康被害を引き起こす恐れがあるもの。低VOC塗料は、こうした問題の発生を抑制するために使用されています。
塗料は、油性塗料と水性塗料に分類されます。油性塗料は有機溶剤で薄める塗料、水性塗料は水で薄める塗料です。VOCは溶剤に多く含まれているため、油性塗料はVOCの割合が高いといえるでしょう。一般社団法人日本塗料工業会は、油性塗料のうちVOC成分含有量が30重量%以下のものを「低VOC塗料」と自主的に定義・表示しています。一方で、VOCの割合がもともと低い水性塗料などは定義の対象としていません。水性塗料は、VOC含有量が少ないことから、低VOC塗料に相当するとされています。
油性塗料と水性塗料の主な違いは以下のとおりです。
| 種類 | 特徴 |
| 油性塗料 | ・VOCを多く含むため、環境や健康に与える影響が大きい ・VOCが蒸発しやすいため、塗装中の換気に注意が必要 ・防水性、耐久性が高い |
| 水性塗料 | ・VOCをあまり含まないため、環境や健康に与える影響が小さい ・防水性はあまり高くない |
塗料に含まれるVOCは、大気中に揮発すると光化学オキシダント、SPM、PM2.5を生成する要因になります。VOCは揮発しやすい性質を持っているため、環境中に容易に放出される傾向があります。大気中に揮発したVOCを排ガス処理装置などで回収することはできません。したがって、VOCの排出を抑える塗料の使用が推奨されます。低VOC塗料は、環境や人体への影響が懸念される成分の排出を抑えられることが、大きな特長のひとつです。
低VOC塗料を選択することで、近隣住民とのトラブルも避けやすくなります。施工中に発生しやすい塗料特有の臭いを抑えられるためです。外壁塗装工事中も、作業環境や周辺環境への影響を軽減しやすくなります。
低VOC塗料を使用する際は、価格に注意が必要です。環境面などに配慮しているため、一般的なものより割高に設定されていることが少なくありません。予算が決まっている場合は、価格を確かめてから塗料を選択しましょう。
一般的な油性塗料に比べて、防水性、耐久性に劣ることがあります。外壁塗装に使用する場合は特に注意が必要です。性能を確かめてから選択しましょう。
低VOC塗料は、光化学スモッグの原因物質とされる揮発性有機化合物(VOC)の含有量が低い塗料です。環境負荷の軽減や、健康リスクの低減といった点が主な特長とされています。これらの影響を重視したいときに使用すべき塗料です。ただし、一般的な油性塗料に比べて価格はやや割高です。事前に見積もりを確認したうえで、検討することが望ましいといえます。
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