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外壁塗装のお値段について、東京エリアの費用相場とともに、総費用を構成する項目などに関する情報を取りまとめていきたいと思います。
外壁塗装をすると、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。東京エリアの費用相場とともに、総費用を構成する内訳項目などに関する情報をまとめました。
まず、気になる東京エリアの費用相場を紹介していきましょう。
外壁塗装工事で一般的に用いられるシリコン系塗料を使用する場合、安い業者なら1平方メートルあたり1,800~2,500円程度、高い業者では5,000円以上あたりが多いようです。
シリコン系より安価なアクリル系塗料の場合はこれより安くなり、1,500~2,000円程度。ただ、アクリル系塗料は耐用年数が短いなどの理由から、最近はあまり用いられることが少なくなりました。
耐用年数が比較的長い(15年前後)フッ素系など、高価な塗料の場合は1平方メートルあたり4,000~5,000円くらいが費用相場のようです。
外壁塗装で気になるお値段、東京エリアの費用相場は?とは言いながら、実は外壁塗装の価格相場というものは本当に目安でしかありません。なぜなら、様々な要素で数字は変わってくるからです。例えば…
それこそ100件の依頼があれば、100通りの費用が算出されると言っても過言ではないのです。
では、外壁塗装の総額はどのような項目で決定するのでしょうか。
費用内訳を大まかに分けると次のようなものがあります。
下で詳しく見ていきましょう。
例えば同じ30坪の住宅でも、長方形とL字型では「L字型」の方が外壁面積が大きくなります。窓面積の大小でも同様です。外壁塗装において費用は「建物の坪数」ではなく、「実際に塗装する壁面積」で算出されるのです。
木部の場合、傷みが激しいと修復作業の手間はもちろん、塗料の吸い込み度も増すので、より重ね塗りが必要になりその分手間と時間がかかります。さらに木部に腐食があると大工さんが、鉄部の腐食には板金屋さんへの依頼が必要になることもあって、当然それだけ費用も増大します。
平らなツルツルとした壁と、凸凹の激しいザラザラとした壁では、塗料の吸い込み方が変わり、使用する量も変わってきます。場合によっては、同じ面積でも使用する塗料の量は3倍というケースもあるようです。
例えば、隣家との境界が50センチしかない場合と3メートルある場合では、足場を組む作業の難易度は格段の違いがあります。このように足場を組むスペースが狭いなど外壁塗装工事に難度があると、狭所作業費用などが追加されるケースもあります。
以上の通り、外壁塗装の費用とひと口に言っても、その内訳は様々な費用で構成されます。
正確な金額は、業者への見積もりを依頼してはじめて分かると言えます。上記のように、足場や養生、洗浄、補修、塗装といった費用が詳細に記載してあり、アフターフォロー、使用する塗料の種類や工期などもしっかり記載している業者であれば信頼度は高くなります。
逆に、詳しい品目の記載がなく「外装トップコート塗り 足場込み一式 ○○○円」とだけ書いてあるような業者は極力避けるべきでしょう。
具体的に、外壁塗装工事にはどれくらいの費用がかかるのかを検証するため、東京にある複数の業者に見積もりを依頼しました。そのなかから、詳細内訳を出していただいた3社についてご紹介しましょう(2019年1月調査時点)。
ちなみに、外壁塗装の対象となる住まい(一戸建て)は、以下の通りです。
外壁塗装する建物の概要
東京郊外の住宅地によくある条件の家ですが、この家の外壁塗装見積書から信頼できると考えられる業者は、以下の3社でした。
リバウス
【見積費用】1,639,213円
世田谷区で外壁・屋根塗装や防水工事など、リフォーム全般を扱う会社です。完全自社施工で、品質と低価格を実現した塗装工事を提供。丁寧な説明や、見積書の項目が細かく記載されているなど、ネットの口コミサイトでも評判の業者でもあります。
プロタイムズ
【見積費用】1,868,400円~2,700,000円
全国の優良塗装店が加盟する外壁塗装ネットワーク。診断時には動画を用いるなど、素人でもわかりやすく説明してくれる姿勢が人気の会社です。また、オリジナリティのあるデザイン外壁なども扱っています。
BXゆとりフォーム(板橋区)
【見積費用】1,612,000円~1,630,000円
全国展開するリフォーム会社で、東京で数多くの実績があります。外壁塗装は3回塗りが基本。職人は技術力はもちろん、マナーも行き届いているとして評判が高いです。最長10年保証(※)や、丁寧なアフターサービスも好評の一因。
※詳しくはBXゆとりフォームの担当のリフォームアドバイザーにお問い合わせください。
この3社の見積書は、いずれも「現地調査を行っていること」「内訳が詳細に記載されていること」という点で信頼できると考えました。
業者によっては現地調査をせずに見積書を提示してくるところもあります。また、現地調査といいながら外観をざっと見ただけで、軒天や雨桶など素人目でも気付くところに目がいかないという業者もいます。
こうしたところに依頼すると、後からあれが必要、これも必要と追加費用がかかって予算を大きくオーバーしてまったというケースも少なくありません。
そんなトラブルを未然に防ぐ意味でも、見積書の内訳書はしっかり読み解くことが重要です。
例えば、足場の仮設工事に使用するビケ足場や養成シートはどれくらい必要で、仮設工事だけでいくらかかるのか。工事前に行う高圧洗浄の料金や下地の補修にかかる料金はいくらか。使用する塗料はどのメーカーの商品で、どれくらいの量が必要になり、塗料代だけでいくらになるのか。
こうした点まで細かく記載されていると、追加費用を未然に防ぐことにつながりますし、他社との見積もり比較もしやすくなります。
さて、3社はどのような点から費用を算出したのでしょうか。実際に現地調査をしているときの様子や業者とのやりとりをレポートとしてまとめました。
その上で算出された見積書を詳しく分析していますので、こちらも参考にご覧ください!
これまでにも述べてきたように、外壁塗装工事の費用は千差万別、一軒一軒の家の諸条件によって異なるため、単に相場だけで換算すると大きな誤差が生じてしまいます。
必ず複数の会社に見積もりを取り、現地調査を踏まえた上での費用を出してもらうようにしましょう。
なお、できるだけ費用は抑えたい気持ちは分かるのですが、「価格の安さ」だけで選ぶのは十分な注意が必要です。
もちろん、良心的な価格で高い品質の工事をしてくれる業者もありますが、いわゆる「街のペンキ屋」みたいな業者に依頼するのは、安くても長持ちしなかったり、対応やサポートが不十分といった失敗するリスクが高まります。
外壁塗装の実績が豊富で、自分たちの要望を聞いてくれたり様々な提案をしてくれたりするような信頼できる業者に依頼することで、失敗のリスクが抑えられるのです。
TOPページでは東京にある外壁塗装会社の中からおすすめの業者BEST5をピックアップしていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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