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建物の外壁を塗り替える適切な時期とはいつか、という点にフォーカスを当てて述べていきたいと思います。
はじめに、なぜ外壁は塗り替えが必要なのでしょうか?
外壁の塗り替えが必要な理由は、大きく分けて2つあります。
ひとつは、見栄えをよくするためです。この点は、入居者を集う賃貸物件のオーナーさんには特に重要ですね。
そしてもうひとつ、より重要な理由として、建物自体の寿命を伸ばすためというのがあります。外壁の塗料には、建物が紫外線や風雨から受けるダメージを防ぐ、あるいは軽減するという重要な役割が実はあるのです。
塗料には耐用年数があり、その時期を過ぎるとそれまで塗料が防いでいた紫外線や風雨が直接屋根や外壁材に作用してしまい、ひいては建物の構造体の劣化や雨漏りの要因となってしまいます。
外壁塗装は、建物の模様替えだけではなく、建物自体の寿命を伸ばすという重要な意味があることも覚えておきましょう。
では、外壁の塗り替えはどういった時期にするべきなのでしょうか。<br< 分かりやすい現象としては「戸建・マンション・ビルの外壁塗り替えチェックシート」のページで紹介している通り。塗料が粉状になってきたり、部分的に剥がれたり、ひび割れなどが起きたなどの兆候が現れた場合は直ちに外壁塗装を行うべきと言えます。
理想を言えば、こうした状況が起きる前に外壁塗装を実施しておくことが建物を長持ちさせる上で望ましいです。
そこで、上記のような兆候が現れていなくても一定期間を経過するごとに塗り替えるというのがおすすめです。具体的なサイクルは以下の通り。
東京近郊であれば、基本的に外壁塗装ができない時期はありません。
ただし、施工に適さない時期はあります。ひとつは冬場(厳冬期)、もうひとつが梅雨時期です。
塗り替えができないわけではなく、「施工に注意が必要な時期」という認識がよいでしょう。
では、なぜこの時期は注意が必要なのでしょうか。それは、塗料の性質に関係があります。
商品によって若干の差異はありますが、通常外壁塗装に用いる塗料は「気温5度以下」「湿度80%以上」の環境での使用を推奨していません。その理由は塗料が乾きにくいからです。
外壁の塗り替えには、まず下塗りをして十分に乾燥させて(乾燥硬化して)から上塗りをするというのが基本です。下塗りが生乾きの状態で上塗りすると、耐用年数前に劣化したり、さまざまなトラブルが生じたりする可能性があります。
気温5度以下の厳冬期には、水性塗料の場合は凍結するおそれがあります。また、夜露も生じやすいため、湿度は低くてもなかなか乾燥しないのです。雨が多い梅雨時期も、湿度80%以上の日が多く、乾燥しにくいシーズンといえます。
こうした時期に外壁塗装をすると、工期が長くなります。長くなると、外のホコリなどが下塗りした外壁に付着して上塗りする塗料の寿命を短くする恐れがあります。いくら養生をしているとはいえ、厳冬期の北風が強い日、梅雨時期の豪雨(浸水)、あるいは台風なども、養生の効果が発揮できないこともあるのです。
外壁塗装がもっとも適しているのが、春先と秋から冬にかけての「比較的温暖」で「乾燥」している日が多い時期といわれます。
外壁塗装の効果をより確かなものにするには、この時期を狙うのがおすすめです。
業界でも注目の、塗り壁材「エスタコウォール」とは外壁を塗り直すという以外の新たな選択肢として注目されている、ヨーロッパ生まれの漆喰「エスタコウォール」が注目されています。
漆喰は日本でも古くから城壁などに用いられていますが、このエスタコウォールは一般的な住宅やビルに用いるのに適した性質があります。
吸放湿性および放蓄熱性に優れるため、夏涼しく冬暖かい壁として利用できます。
さらに、静電気を発生させないため空気中の汚れを吸って黒ずんだり変色することが少ない性質を持っています。たとえ汚れても、自己浄化作用や汚れの落ちやすさも大きな特性です。
耐久性も優れており、施工後年月を経るにしたがい空気中の二酸化炭素と化学反応し徐々に硬化し石化していきます。そしてカラーバリエーションも豊富なため、好みに合わせた彩色を施すことができます。
これまでの外壁を塗り替えるという方法に加え、こうした新しい選択肢が生まれたことも、ぜひ知っておいてください。
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TOPページでは東京にある外壁塗装会社の中からおすすめの業者BEST5をピックアップしていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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