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外壁に耐火性を付与する「防火塗料」は、建物の密集地帯や火災のリスクが高い地域に欠かせない外壁塗料です。ここでは、外壁塗装工事で使用する防火塗料の特徴やメリット・デメリットについて紹介します。
防火塗料にはどのような基本性能があるのか、メリット・デメリットとあわせて確認していきましょう。
防火塗料とは、可燃性の対象物を保護するために耐火性能をもつ成分を配合した、不燃・準不燃・難燃性の塗料です。
木材など可燃性の素材の表面に塗布することで燃えにくさを付与し、木造の建築物や物品への防火対策に役立てられています。塗料には「発泡系」と「非発泡系」があり、塗布する対象にあわせて選びます。
発泡系の塗料には、リン酸アンモニウム・尿素・でん粉・パラホルムアルデヒドなどの成分が含まれ、水による希釈が必要です。発泡系塗料は外壁が200度を超えると発泡し、断熱層を作って厚みを増し、熱の侵入を防ぎます。
非発泡系の塗料は、有機系の成分を主体とした塗料に難燃剤を添加したものです。発泡機能はありませんが、塗膜が熱に接すると消化性ガスが出て、自己消火する仕組みです。
防火塗料のメリットは次のとおりです。
防火塗料は、可燃性の外壁や屋根、その他の対象物を火災や延焼から守ります。対象物が燃えにくくなることで消火活動も進めやすくなり、人命や資産が守られます。
塗料を塗るだけで施工できるため、建物の建て直しや外壁の貼り直しの必要もありません。
防火塗料のデメリットは次のとおりです。
防火塗料のデメリットは、一般的な塗料よりも費用が高額になることです。
また、塗りムラがあったり薄い塗りであったりすると、十分な効果が得られにくいため、丁寧な塗装作業が求められます。
耐火塗料は塗料内に発泡成分が含まれ、熱に接触すると発泡して断熱層を形成する塗料です。塗膜の厚さを数十倍に膨らませて熱を伝わりづらくします。
難燃性塗料は塗料内に難燃剤が添加されており、国土交通省が定める基準のうち、熱に触れても5分以上燃焼しない性能を満たす塗料です。
塗膜に熱が接触するとガスが発生するため、塗料自体が燃えにくくなっています。塗膜の表面温度が下がるため、炎の影響を受けにくくなります。
準不燃塗料は塗料内に難燃剤が添加されており、国土交通省が定める基準のうち、熱に触れても10分以上燃焼しない性能を満たす塗料です。難燃性塗料と不燃性塗料の中間に位置する性能をもっています。
不燃性塗料は塗料内に難燃剤が添加されており、国土交通省が定める基準のうち、熱に触れても20分以上燃焼しない性能を満たす塗料です。
無機顔料などの不燃剤が配合され、防火塗料のなかでもっとも燃焼しにくいとされています。
外壁塗装では、防火性能をもつ塗料が火災や延焼対策に役立ちます。火災のリスクが少ない地域でも火災リスクはゼロではないため、防火性の高い塗料を検討してみてはいかがでしょうか。
当サイトでは、東京で外壁塗装する際にチェックしておきたい基礎知識をまとめています。以下の関連ページも、ぜひ参考にしてください。
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